なぜ目標達成をできたのですか?
なぜ目標達成できないのでしょうか?
目標達成については、生きていく上での永遠の命題ですよね!
本日は、目標達成のために必要な9つの習慣を記載している書籍についてです
その9つの習慣から私が印象に残った3つの習慣について書いていきたいと思います
やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学 ハイディ・グラント・ハルバーソン著 ディスカヴァー
著者はハイディ・グラント・ハルバーソンという
社会心理学者でコロンビア大学モチベーション・サイエンス・センターの副所長
経歴はコロンビア大学で博士号を取得、
モチベーションと目標達成の分野の代位一人者だそうです
本書の他には「やってのける」「だれもわかってくれない」などの様々な書籍があります
目標達成への計画
目標達成に必要な1つ目
目標達成のための計画を練るということです
どんな目標も立てただけでは達成できません
当然ですよね
どんなものごとも決めたことに対して、
行動をするから結果やゴールにたどり着くようになっています
if-thenプランニング
目標達成の切り札とも言える手法です
If-thenプランニングという方法があります
こちらは、やるべきことがあるのに手が付けられない!
やるべきことが多すぎて手がつけられない!
上記のような事態に対処する、心理学でも効果が実証された方法です
使い方
そもそも「if-then」とは「もしこうなったら、こうする」
という意味ですが、それを行動にはめこんでいきます
「①(if)もし、Xだったら、②(then)Yをする」(=If X happens, then I will do Y.)
具体例で説明しましょう。
①(if) もし、午前中に報告書を書き終えられなかったら、
②(then)午後最初の仕事は、その報告書を書き上げることにする
①(if)もし、お同僚とのおしゃべりで仕事がはかどらないなら、
②(then)おしゃべりタイムを5分と決めて、5分後には仕事に集中する
こちらは筆者もさっそく取り入れている手法です!
筆者は、
①(if)もし、朝起きたら
②(then)とりあえず、懸垂機にぶら下がる
としています
かっこいい背中になりたいので、
まず行動に移すということをif-thenプランニングにあてこんでいます
さらには、
①(if)懸垂機にぶら下がったら
②(then)5回懸垂を行う
という形にしていて、これが実は毎日実行できているのです
If-thenプランニングの凄いところは「習慣化」にもつかえる点です
このように、行動をルール化してしまうというのがIf-thenプランニングです
結局のところ、人間は行動する前に考えてしまうため
行動ができずに止まってしまうという点があります
そのため、動くためのルールを作ってしまえば、
思考せずに行動へ直結となるわけです
まず、やるべきことをはっきり決めること
それをif-thenプランニングに落とし込むこと
フィードバックの活用
そして2つ目は
フィードバックを得るということです
フィードバックによって、向上しているのか(あるいは、していないのか)がはっきりする
目標と現在の自分の状態とのギャップをはっきりさせること
目標と目標までの距離をはっきりさせることです
ただ目標を立てて、実行・行動するだけでは目標達成は難しいです
仕事などで、毎月・毎週など納期があるものならなおさらですね
気づけば結果だけを見て、振り返りだけで終わってしまいます
それと合わせて、進捗度合いやどれだけ進歩したのか?が見えないと
やる気がでなかったり集中できなかったりしてしまいます
誰からフィードバックを得るのか?
他人からフィードバックを受けるか
自分自身でモニタリングをしてフィードバックをするか
フィードバックの頻度
フィードバックの頻度として、
自分自身で行う場合は、短期的な目標と長期的な目標で変わってきます。
短期的な目標の場合は、頻繁にフィードバックを受けられるように設定して、自分が目標に正しく向かっているかを確かめる必要がある
このように、短期的な目標の場合は特に注意して
進捗状況をモニタリングする必要があります
達成までの納期が短いということは、エラーは命取りということを意味します
都度、フィードバックを行い改善→実行を繰り返していきましょう!
これから思考とこれまで思考
モチベーションを上げるフィードバックというものがあり、
思考法によって変わるといいます
「これまで思考」とは「どこまでやり遂げたのか」に視点を向ける思考スタイルです。
つまり、「これまで進んだ距離」に目を向けることと言い換えることができます。
「これから思考」とは「あとどれだけやらなければいけないのか」に視点を向ける思考スタイルです
つまり、「目標までの距離に目を向けること」といいかえられます。
このように、2つありますが、
人間はこの2つの思考を行ったり来たりしているといいます
ただし、ある片方の思考が強くなってしまうと
モチベーションが下がってしまう危険性があるのが「これまで思考」です
「これまで思考」の強い人は、早い段階で達成感を持つために、早く気が緩んでしまう
注意が必要ですね
次のような研究結果もあります
大事な試験を控えた大学生を2つのグループに分けて、グループ1には「覚えなければならないことがあと52パーセント残っている」と伝えました。そしてグループ2には「すでに48 パーセント覚えた」と伝えました。
結果はどうなったでしょうか。
グループ1のモチベーションはグループ2よりも格段に上がったのです。
理由は、「早すぎる達成感」とやり遂げたことを認識してしまうと
ついつい他の目標に目がいってしまうという理由があるそうです
「これから思考」に目を向けることにより、
目標までの距離を認識することで、モチベーションが維持されます
さらには「これからやるべきこと」を意識することでモチベーションを高めることができるといいます
成長することにフォーカスする
3つ目は
成長することにフォーカスをすることです
多くの人が「知能・性格・身体能力は生まれつき決まっていて、自分の努力ではどうしようもない」と考えています。
つまり「頑張っても頭はよくならない(性格は変わらない、身体能力は上がらない)」と信じているのです。
このように多くの方が、能力は先天的なものであり
一種の才能であって、変えることはできないと考えています
断言しましょう
そんなことは全くありません!
ひとというのは、考え方や思考法、心の持ち方でいくらでも成長ができるのですす
目標を設定するときには、「今、何ができるか」ではなく
「これから、何ができるようになりたいか」を考えるようにしてください。
目標は自分の能力を証明するためにあるのではなく、自分を向上させるためにこそある、と考えるようにしてください。
このように、
「これから、何ができるようになりたいか」を考えることで、
失敗を避けることだけを考えて新しいことに挑戦しないという生き方はやめましょう
「失敗してもいい」と考えること
成長するためには、新しいことにチャレンジすることは避けられません
ここで、心理学で裏付けられた方法をご紹介します
「新たなことに、自信と活力を持って挑戦する方法」があります。
それはあまりに単純で、驚いてしまうかもしれません。
その方法とは、「失敗してもいい、と開き直る」 ということです。
とても単純明快な方法ですね
「失敗してもいい、と開き直る」こと
証明ゴールと成長ゴール
証明ゴール
- 自分にはそれをする能力がある
- 私はやり方を知っている
成長ゴール
- 能力を伸ばして、今までできなかったことをできるようにする
上記二つの違いがあります
証明ゴールの考え方だと、
失敗した際にパフォーマンスがさがってしまうという懸念があります
能力を発揮することを阻害する最大の要因は不安感
誰しもが、うまくできなかったという経験があるのではないでしょうか
それを考えれば考えるほど負のスパイラルにハマっていってしまいます
失敗で成長できると考えることで、負のスパイラルから身を守ってくれます
このように、
今、自分が目標達成に向けての考え方は「証明ゴール」になっていないか?
なっていれば、「成長ゴール」の思考に変える
ということが重要だということですね
おわりに
いかがでしたでしょうか
1つ目の目標計画実行法、if-thenプランニング
もしXならYを実行する
人間は考えだしてしまうとやらない理由を探しだすといいます
考える前に行動できるようなルール作りをしてしまいましょう!
2つ目のフィードバックによって目標までの距離を認識して
目標まで一直線に突っ走ってしまいましょう!
そしてこれから思考により、
モチベーションを保ち行動をしていきましょう!
3つ目の成長する心の持ち方「失敗してもいい」という考え方で
失敗によるネガティブな側面ではなく、
成長できるというポジティブな面を見ていきましょう!
今回は3つの方法を記載させていただきましたが、
本書では目標達成するひとの9つの習慣・方法が記載されています
他の残り6つの内容も大変興味深いものとなっているので、
みなさんもぜひ本書を手にとってみてはいかがでしょうか
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