幸之助論から得た5つの教訓 幸之助論を読みました

本について

こんばんは!

もりです(twitter@morimitsuy9101,instagram@morimitsu_y

本日も書いていきたいと思います。
幸之助論という本を読みましたので、その本についてになります。

 

「経営の神様」松下幸之助の物語 幸之助論 ジョン・P・コッター 著 (ダイヤモンド社)

こちらは、2008年に出版された

松下電器創業者である松下幸之助さんを題材にした本です。

素直な心・謙虚な姿勢・社会貢献の精神・衆知の重要性など様々な教訓が語られています

著者はジョン・P・コッター
ハーバード大学ビジネススクール名誉教授

出版はダイヤモンド社

 

幸之助の生涯

若くして幸之助は、4歳で家の資産を失い、5歳で兄を亡くし、6歳で二人の兄姉を亡くし、9歳にして丁稚奉公に出て日々16時間も働いたという

その後7年間、自転車屋にて勤め上げた。
そして自転車屋で働く傍、電気に大きな可能性を感じ、

16歳、大阪電灯(現関西電力)に入社し7年勤め、22歳で退職。
その後、自宅にて妻と友人で電球ソケットの製造販売を始める。
のちにソケットがヒットし、現パナソニックを創業・・・

と記載したらきりがないですが、学歴はないものの若くして苦労を重ねてきた方だったようです。

大きな成功を収めた人の人生には、ある共通性がある。いずれも苦労を重ね、それを成長の足がかりにしているということである。

幸之助論の一節にもありますが、

苦労を重ねて成長の糧にしていたということのようです。

 

貧困の克服、その使命が産業人にはある

「産業人の使命は貧困の克服にある。社会全体の貧しさから救って富をもたらすことになる」

そして水道の水を例にあげた。

誰でも手に入れることができ、企業人が目指すべきはあらゆる製品を水のように無尽蔵に安く生産することである。これが実現されれば地上から貧困は撲滅される。

会社や産業人は利益を追求するのではなく、自社製品を当たり前のように生産し

当たり前のように使えるようにするという考えのもと事業を行っていたようです。

社会貢献といえるようなものですね。

自身の事業に社会的意義を見出していたということでしょうか。

 

成功した企業人にとって最も危険なもの

事業の規模が拡大していくとえてして経営に緩みが出て、社員の間に驕りが生じてくることに気づいたのであります。私たちはこういう事態をなんとしても避けなければなりません。

幸之助は成功した者にとって最も危険なものは「驕り」であるといったそうです。

会社が大きくなるにつれ、社員間でもそのような姿が見受けられたのでしょう。

まさしく私たちに当てはめてもそうですね。驕りを見せてはよくない。

うまくいっても驕らない、傲慢であってはいけないということ

 

決して謙虚な姿勢を無くさない

幸之助は、最も重要なことは?というインタビューに対して、

素直な心を持つことです。人は自分の知識だけで行動してはならない。
いつも目を開けている人は道に迷うことはないし、いつも他人のいうことに耳を傾けている人も迷わない。
というではないですか。相手が誰であれ、いつも謙虚になにかを学べるのではないかと期待して人の話を聞いていれば、予想外の知識を得られるものです

幸之助はどんな相手にも決して嫌な態度をとることはなく、

常に礼儀正しく振舞っていたといいます。

ここまで大きい企業の代表であってもどんな時も、謙虚な姿勢を貫き通したようです。

不可能なことを成し遂げるための決め手

幸之助は「衆知」を重視したと記されています。

視野を広げるためには、

社外の人も含めてできるだけおおくの人の知恵を借りることが大事であり、

衆知を利用すれば我々の使命を実現に導いてくれるはずであるといったそうです。

本書の最大の教訓

本書の冒頭にもありますが、

「艱難汝を玉にす」

かんなんなんじをたまにす【艱難汝を玉にす】
苦労や困難を堪えてこそ立派な人間になれる。 〔西洋の諺ことわざ「逆境は人を賢くする」の意訳という〕 出典 三省堂

という言葉が最大の教訓です。

ひとは経験から学ぶ、苦境を経験してこそ、大きく一皮剝ける

逆境を脅威ととらえるのではなく、学ぶための機会だとみなす

辛苦と失敗を通じて、人はより強く生まれ変わることができる。

成功によって驕り、挑戦しなくなれば個人の成長はとまる。

自分の行動に謙虚に誠実に見極めようとする意思こそが成長の根本であるということでした。

まとめ

幸之助論は非常に興味深い本でした。

「艱難汝を玉にす」

「謙虚な姿勢」

「社会貢献の精神」

「常に挑戦をする姿勢・チャレンジ精神」

「多くの人々の知恵(衆知)」

上記、5つのことを教訓としていきたいとこちらの本を読み、思いました。

 

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