Give&Takeってよく聞きますよね
成功する人はGiveし続けるそうですよ!
しかし!Giveには秘密が・・・
GIVE&TAKEという言葉を皆さん聞いたことがあると思います。
「成功する人」はどんな人なのか?というものが書かれている書籍のご紹介です。
GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代 三笠書房 アダム・グラント 著
ペンシルベニア大学ウォートン校教授であり、組織心理学者
あの「Google」「IBM」「ゴールドマンサックス」などの一流企業でコンサルティングや講演活動も行っている著者
他の有名な本で言うと「ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代」という本も書かれている方の書籍となります。
与える人こそ成功する
与える人こそ成功する?とこちらを見た方は思ったかと思います。
その前段階として、全ての人を分類すると3通りあるという前提があります。
ギバー(Giver)与える人
ギブアンドテイクの関係を相手の利益になるように持っていき、受け取る以上に与えようとする。
まさしく、他人へ与え続ける人です
テイカー(Taker)受けとる人
常に、与えるよりも多く受けとろうとする
単純にギバーの逆です
自分中心に利益を受け取ろうとすることや利益を自分が多く受け取りたいがために、人に協力したりするという計算高いような印象です
マッチャー(Matcher)バランスをとる人
与えることと受け取ることのバランスを取ろうとする人
マッチャーは公平という観点に基づき、人に協力をしたり、行動をする人です。
成功者はみんなギバーだ!
本書の中に出てきますが、
成功者はみなギバーということで、
アメリカ大統領だったエイブラハム・リンカーンや
あのシンプソンズの脚本家のジョージ・メイヤーなどの
エピソードが語られています
全体のパイの拡大のためのGive
成功したギバーは、自分だけでなくグループ全員が得をするように、パイ(総額)を大きくする
ギバーの成功者たちは、自分自身の利益だけではなく、
全体の利益を見通して他の人に与えつづけるのです。
見返りを求めずに、与え続ける
そうすることで時間はかかれど
大きいリターンがくるという考え方ですね。
ギバー成功の秘訣
4つの重要なポイントと秘訣が記載されています。
1、人脈づくり
2、協力
3、人に対する評価
4、影響力
そして成功の秘訣として、
「5分間の親切」
というものが挙げられています。
GIVE & TAKEの落とし穴
ここまで与え続けるギバーについて記載をしてきましたが、
ただ、「与え続ける」だけではダメというものがあります。
自己犠牲と他者志向
ギバーは常に他社の利益追求が高いものの、
自己の利益追求に関してはギバーの中でも
人によってまちまちということがわかったそうです
自己犠牲タイプ
まず、自己犠牲タイプは
他者の利益追求のスコアが高く、
自己の利益追求のスコアが低いとのこと
自分自身のニーズを顧みず、
ただただ、時間とエネルギーを割いて、そのツケを払ってしまうそう
いってしまえば、
病的なまでに他人に尽くすあまり、自分自身のニーズを
損ねてしまっているそう
他者志向タイプ
一方で、他者志向タイプは
受け取るよりも多く与えても、けっして自分の利益は見失わず、それを指針に「いつ、どこで、どのように、誰に与えるか」をきめること
こういったただ与え続けるだけではなく、
5W1Hを意識した与え方をしているということですね。
おわりに
いかがだったでしょうか。
与える人が成功する!という内容の書籍ですが、
見返りを求めるのではなく、与える。
しかし、ただなんでもかんでも与えるということをしてしまうと
時間とエネルギーを割いて燃え尽きてしまうということが起きるため、
見返りではなく、自分の関心や自分の利益を見失わず与えるのがポイント
というなんともバランスをとるマッチャーなのでは?
と思ってしまうような内容ですね。
まずは、自分自身も成功するギバーのマインドセットをして
日々に活かしていきたいと思う書籍でした。
内容はとても興味深いものですので、
皆さんもぜひ読まれてみては?
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