ザ・マインドマップ 〜脳の力を強化する思考技術
書籍概要
ザ・マインドマップ 脳の力を強化する思考技術
トニー・ブザン、バリー・ブザン 著
神田昌典 訳
出版はダイヤモンド社
マインドマップとは
マインドマップは放射思考を外面化したものであり、脳の自然な働きを表したものである。脳の潜在能力を解き放つ鍵となる強力な視覚的手法で、誰もが身につけることができる。
ざっくり書くと、「頭の中の思考」を放射状にイメージ化し(紙などへ)落とし込むものです
細かい定義
- 中心イメージを描くことにより、関心の対象を明確に
- 中心イメージから主要となるテーマをブランチ(枝)のように広げていく
- ブランチには関連するイメージ(絵)や重要となる言葉をつなげていく
- あまり重要ではないイメージや言葉も、より重要な物に付随する形で加える。ブランチは節をつなぐ形で伸ばしていく
マインドマップを描くためのルール
強調する
- 中心イメージを描く
- 全体に絵を使う
- 字、線、絵の大きさに変化をつける
連想を行う
- 同じブランチもしくは違うブランチになるアイデアを連結する際は矢印を使う
- 色を使う
わかりやすく使う
- 一本の線にひとつのキーワードを置く(文章にしない=単語)
- 言葉は全部読みやすい字で書く
- キーワードは線上に読みやすい字で書く
自分のスタイルを発展させる
- オリジナリティをだす=自分なりのルールを作り、マイマインドマップルールを作っていく
これは完全に個人見解ですが、自分だけのマインドマップルールを作ることはかなり効果的ではないかと書籍を読んで思いました
マインドマップノート術
後述もしますが、マインドマップ・ノート術の8つのステップを記載します
- 本・記事などの全体にざっと目をとおし、構造をつかむ
- 学習の時間と量を決める
- 連想の「ひっかかり」を作るために、学習する主題について知っていることをマインドマップにする
- 学習の狙いや目的を定め、知りたいことを質問するためのマインドマップをもうひとつ作る
- 目次、主要な見出し、結果、結論、まとめ、主要な図やグラフ、その他、重要なものに目をとおし、テキストの概略を掴む。
- 下読みをする。
- 本読み(本番読み)をする
- 仕上げ読みをする
上記となります
マインドマップ読書術
マインマップ読書術では、前述したマインドマップ・ノート術に加えて、もっと多くの知識などに使えるものです
より実践的なものとなっています
準備
拾い読みをする(10分)
概要を掴むため、表紙、裏表紙、帯、目次などをみて全体の概要を掴みます
そして本の主題もしくは題名 を中心イメージに描きます
その本を読む目的 が記載されると尚良いと思います
時間と量を決める(5分)
本を読む目的、本の内容、すでにある知識などを考慮して、作業全体にかける時間を決めます
目的を定めてマインドマップにする(5分)
本を読む目的をマインドマップ化します
この段階では別のマインドマップを作成して、それについて質問を投げかける形で放射状に記載をしていきます
こうすることで、目的を達成するための情報を本から見つけたりする可能性が高くなるとのこと
全体読み、下読み、本読み、仕上げ読み
ここではざっくりとなっていましたが、
このステップでは本を読みながらマインドマップ作成をしてもOK
本に印をつけながら読み、後からマインドマップ作成でもOK
となっています
おわりに
マインドマップは、実際私も利用したりしていますが、結構記憶の定着や思考の整理につかえます!
マインドマップ・ノート術では、「ノートをきれいに取らなくてもいい」という概念にカルチャーショックを受けました!
私自身、「ノートはきれいにとる物だ」と考えていました
マインドマップというものは割とノート上に自由に記載をしていきます
それもあり結構頭の中がクリアになりますし、突飛なアイデアなども浮かんできます
そしてすぐ描けるというのが非常にメリットかなと感じました
マインドマップ読書術について、
書籍の中では、「ジグソーパズルを組み立てる過程によく似ている」とありますが、まさに私もそう感じました
結構、多くの人が本は「最初から読み始め、最後まで読む」という考え方を持っている方は多いのではないでしょうか?
まさにマインドマップ・ノート術であればピースを拾い集めるように読むことで「苦痛だった読書」が楽しいものになるかもしれませんよ!
学校などでも、こう言った楽しく学ぶ方法
読書が楽しくなる方法などを教えればいいのになぁと感じました
知識を身につけることは非常に楽しいことですよね!
以上になります
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