FIRE 最強の早期リタイア術
書籍概要
タイトルは、「FIRE最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド」
クリスティー・シェン&ブライス・リャン 著
岩本正明訳
出版はダイヤモンド社
この本についてひと言でいうと
FIREと壮大なタイトルが記載されていますが、4%ルールや複利のマイナスパワープラスパワー、節約についてなど
生きていく上で必須なお金についての知識をつけられる教養書と言える書籍であると私は思います!
利回りなどについて、私としては非常に勉強になりました!
借金はするな!
当然ですが、借金はしていけないという一般的な内容の記載があります
しかしながら全ての借金がいけないかというとそうではありません
やはり事業などを行う方々については融資などあると思いますが、ここでいう借金とは3つあります
お金の定義
と、その3つに入る前にお金の定義についてですが、お金とは時間であると認識していくことが非常に重要です
クレジットカードなどを例に、10万の時計を買うとなった場合、現金がなければ支払えない為購入を断念せざるを得ません。手に入れるためには労働(時間を差し出し)をしその対価として金銭が手に入り購入ができます
しかし、クレジットカードがあればそれらの前提を覆せてしまいます
クレジットカードはいわば借金です
借金とはまさに時間の前借りであるといえます
消費者ローン
消費者ローンこそ最悪の借金です。まさに血を吸い上げる吸血鬼です。カラカラに干からびるまで血を吸い取られるだけではなく、あなたは室内に閉じ込められてお天道様の光を恐るようになります。また必要ないものまで買わされ、机に何年間も縛りつけられるのです。
消費者ローンの金利は、最も高いです。
あらゆる借金の中でも著者は最悪のローンだといっています
金利の観点からすると、消費者ローンの金利は10~20%の金利が平均的です
金利が10%というのは、年間で借りた分のお金の10%が何もせずとも上乗せされて請求されるのです!非常に恐ろしいですよね
数値で言えば10万借りたら1万は何もせずとも請求されるというものです
これが10万だからまだ痛みが少ないかもしれませんが、100万、200万となれば・・・金利の影響の大きさはおのずと見えてきますよね
これを甘く考えてしまって借りている人が多いというのが実情なのです
とはいえ、消費者ローンを扱っている側も入りはやさしく対応してくれるので無理もない話かと思いますが・・・
学生ローン
こちらは奨学金とは異なります
民間の学生ローンを借りるのは金利が高くリスクだというところです
学生ローン(がくせいローン)とは、日本では学生本人を対象に融資を行う消費者金融のことである。なお銀行などの金融機関が学生の保護者を対象に行う学費など教育関係経費についての融資は教育ローンと呼ばれる。銀行などが大学と提携して行う教育ローンは、○○大学学資ローンや○○大学奨学ローンなどという独自の名称で呼ばれることもある。
出典:Wikipedia
上限金利も金額により違いますが、100万円以上の融資の場合、15%となっています
前項で挙げた消費者金融と大差がないですよね
こちらの書籍はアメリカが元となっていますので、感覚が日本と少々ズレがあるところがありますが、間違いなく共通して言えるのは金利の力の大きさであるといえますね
住宅ローン
最後に住宅ローンですが、こちらは平均としては数%となっているようですが、金額自体が大きいためローンをするなということではありません
マイホーム購入というのは、人によっては夢のひとつでありその価値観に口出しを他人ができるものではないです
この書籍では、住宅を購入するために借金をするのであれば、返済を後回しにして、投資に資金を回すという合理的手段もありだと書かれています
合理性と感情は分けて考えなければなりませんので、考え方次第ですね
モノにお金を使うな!経験にお金を使え!
二つ目の学びとしては、物にお金を使うべきではない、スキルや旅行など経験にお金を使うことが重要だといくことです
より多くのモノを所有するほど、人はより不幸になり、よりストレスを抱えるということです。逆により少ないモノを所有し、旅行や新たなスキルの習得など経験により、お金を使うほど、人はより幸福になり、より人生を満足するのです。
こちらの書籍では、アート作品もつ友人も例に上げています
詳しくは書籍をみていただければと思います
モノを購入することは、手に入れた瞬間の幸福感は非常に高まりますが、所有してしまったことで次第に幸福感が薄れていきます
みなさんもそうだと思いますが、モノの価値に変動はあれど、モノをその時手に入れた際の幸福感はその時が頂点として、薄れていきますよね
その点、経験にお金を使うことは、千差万別であり、お金を使う旅に幸福感が上がります
そして、経験を終えても手元には何も残らないため、より少ないモノを所有することにつながるのです
おわりに
今回はFIREという、経済的自立を目指す本ではありますが、タイトルの壮大さとは裏にお金の知識をつけて自分の身を守る方法論が記載されている本だなと感じました
非常に興味深い書籍ですのでみなさんも手に取ってみてはいかがでしょうか
以上です
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